「HYROX CHIBAの開催が決まったけど、自分でも出られるのか不安」
「何をどれくらい準備すればいいのか分からない」
そんな人のために、この記事では初心者が大会当日を迎えるまでに必要なことを3つに整理しました。
- トレーニング(何をどう練習するか)
- 事務的な手続き(エントリー・当日の流れ)
- 装備・持ち物(何を用意するか)
HYROX自体が初めてという前提で書いています。すでにエントリーを済ませた方も、まだこれからという方も、ロードマップとして使ってください。
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HYROXとは
HYROXは、1kmのランニングと8種目のワークアウトを交互に行うフィットネスレースです。
1km走 → SkiErg → 1km走 → Sled Push → 1km走 → Sled Pull → 1km走 → Burpee Broad Jumps
→ 1km走 → Row → 1km走 → Farmers Carry → 1km走 → Sandbag Lunges → 1km走 → Wall Balls
合計で走る距離は8km、ワークアウトは8種目。
完走タイムは初心者で1時間30分〜2時間30分程度が目安です。
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Part 1. トレーニング
大会までのスケジュール感
まず、自分の現在地を確認します。
| フィットネスレベル | 推奨準備期間 |
|---|---|
| ほぼ運動していない | 4〜6ヶ月 |
| 週2〜3回トレーニング習慣あり | 2〜3ヶ月 |
| CrossFit・ランニング経験あり | 1〜2ヶ月 |
大会まで時間があるほど、当日の余裕が違います。
「完走を目指す」ならトレーニング量より継続性を優先してください。
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優先すべきトレーニング3本柱
#### 1. ランニング耐性をつける
HYROXで一番軽視されがちなのがランです。
ワークアウトの合間に毎回1kmを走るため、走力が低いと後半で一気に崩れます。
- 目安:週2〜3回、1回30〜60分のランニング
- 最初の1ヶ月は「5km完走できる」レベルを目指す
- ペースは会話できるくらいのゆっくりで十分
ポイント: HYROXのランはトラック内を走ります。距離は正確に1kmですが、足元が平坦で比較的走りやすいです。ただし、疲労した脚で走り続けることになるため、「疲れた状態でも走れる脚」を作ることが目的です。
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#### 2. 種目の動き方を覚える
8種目のうち、初心者が特につまずきやすいのは次の3つです。
SkiErg(スキーエルグ)
- スキーのポールを引くような動作のマシン
- 正しいフォームで引かないと腰に来る
- 可能であれば事前に施設で練習しておく
Sled Push / Pull(スレッド押し・引き)
- 重量は自分のカテゴリーで決まる(後述)
- 押す・引く動作よりも足の踏み込みとペース配分が重要
- 「速く走ろうとしない」「歩幅を小さくコンスタントに動く」
Wall Balls(ウォールボール)
- 最後の種目。疲れ果てた状態でのスクワット+投げ
- フォームが崩れると回数がこなせなくなる
- 事前に100回連続できるかどうかを目安に練習
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#### 3. 「疲れた状態での動作」を練習する
HYROXで一番大切なのは、これかもしれません。
ランの直後にワークアウトを行うため、心拍が上がった状態で種目に入ることが繰り返されます。
練習方法の例:
- 1km走った直後にSkiErg 1000mをやってみる
- 5〜6種目を流れで行う「HYROXシミュレーション」を月1回やる
- インターバルトレーニングで「苦しい状態で動く」感覚を養う
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カテゴリー別の重量
HYROXには複数のカテゴリーがあります。自分がエントリーしたカテゴリーを確認してください。
| カテゴリー | 対象 | 主な重量(目安) |
|---|---|---|
| Open(男性) | 制限なし | Sled Push 152kg、Farmers Carry 2×24kg、Sled Pull 117kg |
| Open(女性) | 制限なし | Sled Push 102kg、Farmers Carry 2×16kg、Sled Pull 67kg |
| Pro | 上級者 | Open より重め |
※重量は大会・年度によって変わる場合があります。必ず公式サイトで確認してください。
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大会直前(1〜2週間前)の過ごし方
- トレーニング量を落とす(テーパリング)
- 新しい種目や高強度練習は入れない
- 睡眠と食事を整える
- 当日のタイムスケジュールを頭に入れておく
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Part 2. 事務的な手続き
エントリー
HYROX公式サイト(https://hyroxjapan.com/ja/)からオンラインでエントリーします。
確認・入力が必要な項目:
- 氏名(アルファベット)
- 生年月日
- 国籍
- カテゴリー(Open / Pro / Doubles など)
- 性別
- Tシャツサイズ(大会によっては参加Tシャツがある)
- 緊急連絡先
支払い方法: クレジットカード(VISA/Mastercard など)
エントリーフィー: 国内大会で1万5,000〜2万円前後が目安です(大会・時期によって変動)。
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参加証(スタートナンバー)の受け取り
多くのHYROX大会では、大会前日または当日に会場で受け取ります。
必要なもの:
- 本人確認書類(免許証・パスポートなど)
- エントリー確認メール(スマホ画面でもOK)
事前にBIBナンバーの確認メールが届くので、保存しておきましょう。
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当日のタイムスケジュールを確認する
HYROX千葉の場合、大会公式ページに波(ウェーブ)ごとのスタート時刻が掲載されます。
- ウェーブスタート:一斉にスタートするのではなく、数十人ずつ時間差でスタートする方式
- 自分のウェーブの集合時間・スタート時刻を事前に確認する
- 会場入りはスタートの60〜90分前を目安に
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当日の流れ
1. 会場到着・受付(BIBナンバー受け取り)
2. 荷物をクロークに預ける
3. アップ・ウォームアップ
4. ウェーブ集合→スタートエリアへ移動
5. スタート
6. フィニッシュ後、メダル・完走証の受け取り
7. 荷物受け取り
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参加証・ナンバーカードの付け方
- ナンバーカードは体の前面(胸〜腹部)に付ける
- ピンで固定するか、ナンバーベルトを使う
- スレッドのWorkoutなど激しい動作があるため、しっかり固定する
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Part 3. 装備・持ち物
シューズ
HYROXで最も重要な装備のひとつです。
おすすめは「トレーニングシューズ」または「クロストレーナー」
選ぶポイント:
- ランニングシューズはワークアウト中に足首が不安定になりやすい
- ウェイトリフティングシューズはランに向かない
- バランスが良いのはトレーニング特化型(Nike Metcon、Reebok Nano、NOBULL など)
初心者は持っているランニングシューズでも完走は可能です。ただし、Sled PushやLungesで接地感が違うため、余裕があれば専用シューズを試してみてください。
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ウェア
特別なルールはありませんが、動きやすさを優先します。
- 上半身:機能性Tシャツ(吸汗速乾素材)
- 下半身:ショーツ または スパッツ(長いものは引っかかる場合あり)
- 靴下:ランニング用ソックス(Sled Pullでフロアを引っ張るため、厚すぎるものは不向き)
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グローブ・ニーソックス(任意)
| アイテム | 用途 |
|---|---|
| グリップグローブ | Sled Pull・Farmers Carry で手の消耗を防ぐ |
- ニーハイソックス | Sled Pullでひざを守る(フロアが固い会場で有効) |
| リストラップ | Wall Balls・SkiErg で手首を保護 |
|---|
必須ではありませんが、Sled Pullは特に「床で引く」ため膝が当たることがあります。ニーソックスは1枚あると安心です。
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バッグと当日の持ち物リスト
会場にクロークがあることがほとんどです。ポストレース用の荷物をまとめておきましょう。
必須
- [ ] 参加確認メール(スマホ)
- [ ] 本人確認書類
- [ ] ナンバーベルト or 安全ピン
- [ ] シューズ・ウェア(着替え含む)
- [ ] タオル
- [ ] 水分・補給食(ゼリー、バナナ等)
あると便利
- [ ] グリップグローブ
- [ ] ニーハイソックス
- [ ] テーピング・スポーツクリーム
- [ ] 着替え(フィニッシュ後用)
- [ ] 現金・交通系ICカード
- [ ] ポータブル充電器
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補給について
HYROXは1時間半〜2時間以上かかる競技です。
会場内に給水ポイントが設置されますが、自前のジェルやゼリーを1〜2本ポケットに入れておくのがおすすめです。
目安:
- スタート30分前:軽い補給(バナナやゼリー)
- レース中(Rowあたり):ジェル1本
- フィニッシュ後:しっかり食事と水分補給
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まとめ
HYROX千葉に向けた初心者ロードマップをまとめます。
トレーニング
- ランニング習慣を週2〜3回で作る
- 種目の動作を覚え、「疲れた状態での動作」を練習する
- 大会直前はテーパリングで体を整える
事務的な手続き
- 公式サイトからエントリー・本人確認書類を準備
- BIBナンバーを事前に確認し、ウェーブのスタート時刻を把握する
- 当日は60〜90分前に会場入りする
装備・持ち物
- シューズはトレーニング特化型がベスト(ランニングシューズでも可)
- グローブ・ニーソックスは任意だが膝保護に有効
- 補給食をポケットに忍ばせておく
初めてのHYROXは、完走がゴールです。
タイムは次回以降に縮めればいい。まずは「最後のWall Ballsを終えてフィニッシュラインを越える」ことだけを目指してください。
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