クロスフィットの紹介文やInstagram、Boxの予約ページを見ると、
英語の略語がたくさん出てきます。

  • WOD
  • AMRAP
  • For Time
  • EMOM

初めて見ると、それぞれ何を意味しているのか分かりにくいはずです。

この記事では、クロスフィットでよく出てくる基本用語を初心者向けにまとめます。
まずはこのページを読んでおけば、体験クラスやSNSの投稿がかなり理解しやすくなります。

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まず覚えたい4つの用語

WOD(Workout of the Day)

WODは、Workout of the Day の略で、その日のメニューを指す言葉です。

ただし、実際のクロスフィット現場では2つの使われ方があります。

  • 広い意味: その日のトレーニング全体
  • 現場で多い使い方: クラス後半のメインワーク

クロスフィットのクラスは、一般に次のような流れです。

  • ウォームアップ
  • スキル練習や筋力パート
  • メインワーク
  • クールダウン

このとき、今日のWODは12分AMRAPです のように、後半のメインパートだけを WOD と呼ぶことがよくあります

たとえば、

  • 400mラン
  • 15回のスクワット
  • 10回のバーピー

のような種目の組み合わせで行う、時間制限つきのメインワークを指して WOD と呼ぶケースが典型です。

つまり、初心者向けには次の理解で問題ありません。

  • 予定表や全体説明では「その日のメニュー」
  • クラス中の会話では「最後のメインパート」

AMRAP(As Many Rounds/Reps As Possible)

AMRAPは、決められた時間の中で、できるだけ多くのラウンド数または回数をこなす形式です。

たとえば、

10分AMRAP

と書かれていたら、10分の制限時間内で指定メニューを何周できるかを競う、という意味です。

例:

  • 10回 エアスクワット
  • 10回 プッシュアップ
  • 10回 シットアップ

これを10分間くり返して、合計何ラウンドできたかを記録します。

AMRAPの特徴は、自分のペース配分が結果に直結することです。
最初に飛ばしすぎると後半で失速しやすく、逆に慎重すぎると回数が伸びません。

For Time

For Timeは、決められたメニューをできるだけ早く終える形式です。

たとえば、

21-15-9 For Time

と書かれていたら、指定された種目を
21回、15回、9回の順にこなし、完了までのタイムを計測します。

例:

  • バーピー 21回
  • ケトルベルスイング 21回
  • バーピー 15回
  • ケトルベルスイング 15回
  • バーピー 9回
  • ケトルベルスイング 9回

この形式では、タイムが短いほど良い結果です。

For Timeの特徴は、終わりが明確で達成感が強いことです。
一方で、急ぎすぎるとフォームが崩れやすいので、初心者はスピードよりも正確さを優先するのが基本です。

EMOM(Every Minute On the Minute)

EMOMは、1分ごとに指定された回数をこなし、残った時間を休憩に使う形式です。

たとえば、

10分EMOM

と書かれていたら、合計10分間、毎分スタートで指定メニューを行います。

例:

  • 1分の開始時に バーピー 8回
  • 終わったらその分だけ休む
  • 次の1分が始まったらまた 8回

これを10回くり返します。

EMOMの特徴は、動く時間と休む時間のリズムが作りやすいことです。
フォーム練習にも使われやすく、初心者クラスでもよく登場します。

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よく一緒に出てくる用語

Rounds(ラウンド)

メニューの1周分を指します。

たとえば、

  • 10回 スクワット
  • 10回 プッシュアップ
  • 200m ラン

ここまで終えると1ラウンドです。

AMRAPでは「何ラウンドできたか」が記録になります。

Reps(レップス)

1種目の回数を意味します。

10 reps

なら10回です。

クロスフィットでは略して reps と表記されることが多く、
クラス中も「あと5 reps」などと声をかけられることがあります。

RX(アールエックス)

RXは、定められた標準の重さ・回数・動作をそのまま実施することです。

経験者向けの基準として使われることが多く、初心者が最初からRXでやる必要はありません。

「今日はRXではなく軽い重量でやる」という判断は普通です。

Scaling(スケーリング)

Scalingは、個人の体力や経験に合わせてメニューを調整することです。

たとえば、

  • 重量を軽くする
  • 回数を減らす
  • 難しい動作を簡易版に変える

といった調整を行います。

クロスフィットは強度が高いイメージを持たれがちですが、
実際にはこのスケーリングが前提です。
初心者でも参加できる理由はここにあります。

Box(ボックス)

クロスフィットでは、ジムやスタジオを Box と呼ぶことがあります。

一般的なスポーツジムと違い、
クロスフィット専用のスペースをそう呼ぶ文化があります。

CrossFit Box

と書かれていたら、クロスフィット施設のことだと考えて問題ありません。

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初心者が用語を見るときのコツ

用語が多いと難しく感じますが、最初は次の理解で十分です。

  • WOD: 今日のメニュー
  • 実際のクラスでは、後半のメインワークを指すことが多い
  • AMRAP: 時間内にできるだけ多く
  • For Time: できるだけ早く終える
  • EMOM: 1分ごとにスタート

これだけ分かっていれば、体験クラスで説明を聞いたときもかなり入りやすくなります。

特に初心者は、RXでやることよりスケーリングで安全に動けることのほうが重要です。

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体験前によくある疑問

英語の意味を全部覚えないとだめ?

全部覚える必要はありません。

コーチが当日に説明してくれるので、
まずは WOD AMRAP For Time EMOM がざっくり分かっていれば十分です。

用語が分からないとクラスについていけない?

問題ありません。

実際のクラスでは、ホワイトボードや口頭説明で流れを確認できます。
分からない単語があれば、その場で聞くのが普通です。

初心者でもAMRAPやFor Timeをやるの?

やります。

ただし、回数や重量、動作はスケーリングされます。
同じ形式でも、初心者と経験者で中身は変わります。

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まとめ

クロスフィットでまず覚えたい基本用語は次の4つです。

  • WOD: その日のトレーニングメニュー
  • 実運用では、クラス後半のメインワークを指すことも多い
  • AMRAP: 制限時間内にできるだけ多くこなす
  • For Time: 決められたメニューをできるだけ早く終える
  • EMOM: 毎分スタートでメニューを実施する

最初は言葉の意味を完璧に覚える必要はありません。
体験前にざっくり理解しておくだけで、不安はかなり減ります。

クロスフィット体験の流れも知っておきたい方は、こちらも参考にしてください。